【MTA直接覆髄法】重度のむし歯でも歯の神経が残せる場合があります。
芦屋の歯科「朝日ヶ丘タカハシデンタルクリニック」院長の高橋です。
今回は重度のむし歯でも歯の神経が残せる可能性がある治療法「MTA直接覆髄法」について解説します。
治療前の状況
左下の奥歯が欠けたとのことで来院されました。
左下7番の歯がむし歯で大きく穴が空いていました。
歯の歯髄(神経と血管)
その後、むし歯染色液で染め出し完全にむし歯を除去すると歯の歯髄(神経と血管)が出てきました。
MTAセメントによる「MTA直接覆髄」
従来の治療法であれば、抜髄と言って完全に歯の神経と血管を取り除く処置を行い被せ物にする治療法が一般的です。
しかし、健全な歯も多く被せ物にするのはもったいないため、MTAセメントによる「MTA直接覆髄」を行いました。
MTAセメントとは?
MTAセメントはpH12と、強いアルカリ性を持っており強い殺菌能力があります。 しかし、歯の内部に充填する限りにおいては、人体に危険な影響はなく、安全性はとても高いです。また、歯のエナメル質には象牙質という構造があります。むし歯に冒された象牙質の再形成を促進する硬組織形成作用もあります。 やや材料代が高いですが、非常に優れた材料です。
条件さえ揃えばMTA直接覆髄で歯の神経を残せる可能があるのです。
CR(コンポジットレジン)充填
MTAセメントが完全に硬化したのを確認してCR(コンポジットレジン)充填を行いました。
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当院では、専門的に精密根管治療を行っております。
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最小限の侵襲でむし歯治療を終えることが出来ました。
当院ではこのように患者様の「歯の保存」に力を入れています。
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