FEATURE01
抜歯実績(1000本以上)
県立病院口腔外科出身の歯科医師が執刀
親知らずには、術者の経験や知識が重要です。
当院は、これまで約1,000本以上の抜歯実績のある歯科医師が執刀にあたります。
その親知らずの抜歯
私にお任せください。
親知らずとは、大臼歯(大人の奥歯)の中で最も後ろに位置する歯であり、第三大臼歯が正式名称で、智歯(ちし)とも呼ばれています。
親知らずは、前から数えて8番目にあり、永久歯(大人の歯)の中で最後に発育します。
この親知らずは放っておくと、炎症を起こし痛みが生じるだけでなく、周りの歯に対して様々な悪影響を及ぼすことも...
お口の未来の健康を考えた「予防的な親知らずの抜歯」について
親知らずは、痛くなればその時に抜歯すれば良いと考えがちですが、実はそうではありません。親知らずを放置することで、様々なトラブルやリスクもあります。当院では、そのような親知らずのトラブルを未然に防止する「予防的」な親知らずの抜歯を推奨してりおります。
親知らずは、歯ブラシが届きにくく、それが原因で虫歯や歯周病になるリスクの高い歯です。
「斜め」や「横」に生えた親知らずは特に要注意!
お口の中は、細菌だらけです。
歯には歯根(象牙質、セメント質)と歯茎がしっかりくっつく事で、細菌が体の中に入ってこないようにする防御機能(バリア機能)があります。
しかし、歯冠(エナメル質)と歯茎は、強くくっつくことができません。横や斜めに生えた親知らずは、歯冠(エナメル質)が歯茎に埋もれている為、防御機能(バリア機能)が働かず感染を起こしやすい状態です。
親知らずが虫歯や歯周病に侵されたら抜歯をしたら済む話ですが、そもそも親知らずが存在することで、歯みがきがしにくい環境が出来上がり、手前の歯(第2大臼歯)が虫歯や歯周病になる可能性が非常に高くなります。
最悪の場合、大切な第2大臼歯を失ってしまうこともあります。
親知らずの道連れになり、残念ながら抜歯になってしまった症例
親知らずはお口の奥に存在すると、必然的に「歯みがきしにくい環境」となります。
この患者様は、右下奥が以前より痛みを繰り返すとのことで来院されました。
パノラマレントゲン写真を撮影すると右下第2大臼歯に大きなむし歯があり、歯の周囲の骨まで溶けしまいグラグラしている状態でした。
診断の結果、右下第2大臼歯は通常のむし歯治療はできずに抜歯となりました。
他にも、左上下に親知らずがあり、パノラマレントゲン写真では手前の第2大臼歯にむし歯が確認できます。唯一右上には親知らずがありません。右上は磨きやすい環境のため親知らずの手前の第2大臼歯にはむし歯がありません。
この患者様からも分かるように磨ける環境作りをすることにより、しっかりと噛むために必要な第2大臼歯のむし歯を予防することができるのです。
ですから、親知らずは「痛くなったら抜く」ではなく、「痛くなる前に抜いておこう!!!」なんです。
痛みや腫れがある時は麻酔も効きづらく、無理をして抜歯をするとかえって炎症がひどくなってしまうことがあります。そのため、炎症により痛みが生じている場合は、まず薬で炎症を抑えてからの処置となります。
「痛いから抜きたい。だけど抜けない・・・」
そうなる前に、抜いておきましょう。
※痛みがある場合も痛みを緩和する処置も行いますので、どうぞご安心ください。
顎の骨は、年齢とともに周囲の骨が固くなり、親知らずの抜歯が困難になります。
そうなると、抜歯にかかる時間も長くなってしまい、抜歯後の合併症(感染や治癒不全等)のリスクも高くなります。
妊娠中は、「妊娠性歯肉炎」という病名があるくらい歯茎が腫れやすいです。
特に出産を考えられる女性も早めに抜いた方が良いでしょう。妊娠中に腫れると、薬の投与もためらわれます。
また、物をしっかりとかめないと、母体だけでなく胎児に栄養が行き渡らなくなる可能性もあります。だから妊娠前に親知らずはなるべく抜いておきましょう。
下の親知らずの根っこの近くには、下歯槽神経(下顎管)と呼ばれる太い神経が走っています。
抜く際に、その神経を圧迫したり、傷が入ることがあり、そうすると舌や顎が片側だけ麻痺することがあります。
特に、横向きや斜めに親知らずが生えている場合は、この下歯槽神経(下顎管)を抜歯前に、確実に把握した上で抜歯を行う必要があります。
従来のレントゲン撮影は平面なものになります。
これでも診断はできますが、平面で表していますので、骨の厚みや硬さを正確に測ることができません。
歯科用CTでは、三次元的な撮影が可能で、神経の位置関係を立体的に写し出す事ができ、より確実に神経と親知らずの距離を確認できます。
通常のレントゲンで、安全と判断できない場合は、CT撮影を行って慎重に診断を行う必要があります。
CTを使用し、神経の位置を把握した例
こちらの画像は、通常のパノラマレントゲン(お口全体のレントゲン)の画像です。下歯槽神経(下顎管)が、親知らずと重なって写っておりました。
パノラマレントゲン上では、はっきり見えない為、CT撮影を行いました。
パノラマレントゲンでは、下顎管と親知らずの根っこの先が重なって写っておりましたが、CTで立体的に撮影したところ、わずかに神経との距離が確認できました。
この状態であれば、神経を傷つけるリスクは少ないと診断ができます。
無理な抜歯は行いません!
CT撮影により、安全である事を確認した上で、
抜歯を行うかどうかを患者様に決定していただきます。
周りの歯ぐきに麻酔を行います。
痛みがないことを確認し、埋まっている歯の周りの歯ぐきを切開していきます。
手前の歯に親知らずの頭が引っかかっています。
この状態だと親知らずを抜歯できません。
引っかかっている親知らずの頭の部分をバーを用いて分割して取り除きます。
残った根っこの部分をとり易いように、砕いて抜きます。
歯茎の切開したところを縫い合わせていきます。
FEATURE01
親知らずには、術者の経験や知識が重要です。
当院は、これまで約1,000本以上の抜歯実績のある歯科医師が執刀にあたります。
FEATURE02
術前の診断には、神経の位置など確認する必要がございます。
神経の近くに生えている親知らずには、立体的に撮影のできる歯科用CTでの診断が必要となります。
当院では、その歯科用CTを設置しており、徹底した術前診断を行います。
FEATURE03
術前の麻酔の痛みなどにも配慮し、表面麻酔を使用します
また、術後の痛みや腫れを抑えるための先行鎮痛(Pre-emptive analgesia)も行います。
FEATURE04
急な痛みでご来院される患者様へは、痛み止めを処方し、応急処置を行いますので、ご安心ください。
後日、痛みが引いたタイミングで改めて抜歯を行います。
FEATURE05
親知らずは、抜いて終わりではありません。
特殊な処置を行い、抜歯後もブラッシングをしやすいような口腔内環境を作ります。
まずは、お電話にてご予約をお取りください。
※HPを見たとお伝えして頂ければスムーズです。
0797-25-0418
当日の体調の確認をします。
※体調が優れない場合は、遠慮せずにおっしゃってください。
痛みや腫れを最小限にするため、術前にお薬を飲んで頂きます。
表面麻酔を行い、痛みに極力配慮しながら麻酔を行いますので、ご安心ください。
麻酔が効いた事を確認し、抜歯を行います。簡単なケースだと10分程で終了します。
抜歯した日の注意点などご説明させて頂き、この日は終了です。
私の親知らず抜歯の経歴をみなさまにご紹介いたします。
2006年に愛知学院大学歯学部を卒業し、この年から歯科医師も卒後臨床研修制度が始まりました。
大学では「これからは高齢者時代で歯科医師も全身管理ができないといけない」と教えられ、全身疾患を持っている患者様でも安全に治療できる歯科医師になること、また、大学の臨床実習で親知らずの抜歯を意図も簡単に抜いてしまう指導医の先生に憧れ「口腔外科」を志望しました。卒業前より地元に戻って仕事がしたいという想いが強く、関西での勤務地を探しました。
いくつもの病院を見学した中で、顎変形症の手術や親知らずの抜歯件数の多い神戸市立中央市民病院歯科口腔外科の先生方や研修医の先輩方が外来や病棟でてきぱき仕事をしている姿に感銘を受け、「自分もこの病院で働きたい」と見学当日に思いました。
ただ卒後臨床研修制度では、「研修医が希望する病院」と「病院が希望する研修医」が一致しないと研修が受けられない「マッチング制度」というものがありました。希望した病院に必ずしも研修を受けれるというものではありせんでした。当時神戸市立中央市民病院歯科の研修は人気があり、この年の募集は4名という狭き門でした。研修医試験の倍率は約10倍もありましたが、幸運にも神戸市立中央市民病院歯科口腔外科に入局することができました。
実際入局すると、外来では初診や外来手術の手伝い、自分の治療枠での一般歯科治療を行い、病棟では手術前の点滴や手術の介助など目の回る忙しさでした。そのような中、口腔外科の処置で一番多いと言っても過言ではないのが親知らずの抜歯です。
最初は医局の先生方の抜歯の準備、介助。少しずつ慣れてくると抜歯前の麻酔を任せてもらえるようになりました。
本当にたくさんの先生方の親知らずの抜歯を見ることができました。
そこで、親知らずの抜歯と言っても切開や剥離の仕方などいろいろなやり方があることを教えられました。
研修2年目になると外来や全身麻酔下での「親知らずの抜歯」を経験させてもらいました。
もちろん最初から自分1人でスムーズに抜けるわけもなく、困ったら指導医の先生に助けてもらうという状態でした。
今でもその時にいろいろな先生方から教わった「親知らずの抜歯」のテクニックが基礎になっています。
神戸市立中央市民病院歯科口腔外科での2年間の研修を終え、口腔外科を引き続き学びたいと思い専攻医の試験を受けました。
しかし、1名の採用の枠しかなく残念ながら選考から漏れてしまいました。
他の病院や大学の口腔外科を受験しようか悩んでいる中、当時の口腔外科部長より丹波市の兵庫県立柏原病院に行ってみないかというお話を頂きました。まだ歯科医師3年目で何ができるか不安でしたが勤務することになりました。
週3日の非常勤でDr.はたった1人です。。
田舎の病院で患者数は決して多くはありませんでしたが、近隣の歯科医院の先生方から嚢胞、腫瘍、顎関節症など多岐に渡る口腔外科疾患のご紹介をいただき必死に診療を行っていました。
そのような中一番ご紹介が多かったのがやはり「親知らずの抜歯」です。
多い日では1日に3〜4名の親知らずの抜歯を行っていました。
Dr.は1人ですので、抜歯でうまくいかず困ったとしても研修医時代のように誰も助けてはくれません。
冷や汗をかくこともありながらもかなりの本数の抜歯をしていました。
柏原病院で2年間勤務した後研修医の先輩に紹介をいただき、神戸市中央区の歯科医院で6年間勤務しました。こちらの歯科医院では一流の根管治療を含む一般歯科治療だけでなく、インプラント治療や歯周病治療なども勉強させていただきました。
その中で親知らずの抜歯は勤務医の仕事としてほとんどを任せられました。
矯正医の先生からの親知らず抜歯の依頼が多く、ほとんどの場合「当日抜歯」(初診でレントゲン撮影〜説明〜抜歯までを終える)でした。
親知らずの抜歯は自信があったもののスムーズに進まないこともあり、その原因の追及のために症例毎に手術記録を必ずつけるようにしました。
どんなにすぐに終わったとしても、麻酔の打ち方や切開の仕方なども見直すところは多くありました。
ある病院の口腔外科部長より口腔外科は「抜歯にはじまり抜歯に終わる」と教えられました。
これはどんな抜歯でもまったく同じシチュエーションはなく、臨機応変に対応しなければいけない。抜歯はそれだけ難しいと言うことなんです。ですから、どんな簡単な抜歯だとしても気を抜くことなく最悪の場面も想像しながら診療にあたっております。
芦屋の歯科医院「朝日ヶ丘タカハシデンタルクリニック」の親知らずの抜歯専門サイトをご覧頂きありがとうございます。
このページをご覧になられているという事は、親知らずに対して何らかのお悩みをお持ちの方かと思います。親知らずは、抜かなくても良い場合もありますが、予防的な観点からも抜いておくことで、様々なトラブルを回避する事ができるケースが多くあります。
今、このページをご覧になって、親知らずを抜くべきがどうか迷われている方は、お気軽に一度ご相談ください。