【第81回全国学校歯科保健研究大会に参加してきました】
芦屋の歯科「朝日ヶ丘タカハシデンタルクリニック」院長の高橋です。
2017年10月26日（木）27日（金）2日間にわたり、第81回 全国学校歯科保健研究大会が青森で行われました。
芦屋市歯科医師会からは、新谷先生、住岡先生、私の3名で参加してきました。
人生初めての青森でしたが、伊丹空港からの直行便の飛行機で約1時間40分と意外に近く感じました。
今大会の主題は、「生き抜く力」をはぐくむ歯・口の健康づくりの展開を目指して ｰ学校歯科保健からはじまる8020健康社会ｰ でした。
私は領域別研究協議会の小学校部会に参加しました。
その中で、以前に比べるとむし歯は確実に減少してきているが、砂糖の摂取の増加や歯の質の低下などもあり、子供のお口の中は決してむし歯になりにくい状況ではなく、むしろむし歯になりやすい環境となっているとの話がありました。
学校検診ではむし歯のまったくないものと、1人で多くのむし歯を有する「むし歯の二極化」がどの地域でも顕著なようです。
また、給食時間など十分に確保することが難しく、時間内に食事を完結できない子供も増えてきており、これは摂食や嚥下といった機能の低下に起因するとの報告もありました。
機能低下は、高齢化した際の機能低下をますます加速化させる要因となるため、早期に対策を講じる必要があり、今の子供たちのときには９０２０あるいは９５２０を目標にしなければならないとの提案がありました。
今後は少子高齢化社会が加速すると言われてますが、小さいときからむし歯にならないように現在のこども達に歯磨きと定期検診の重要さを伝えていかなければとひしひしと感じました。
当院では、お子さん達に治療で歯科医院に通うのではなく、むし歯にならないように通って頂きたいです。
お子さん達のご来院お待ちしております。
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